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2017-05

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『フーコー・コレクション3 言説・表象』~歴史?

読書したメモの取扱について考えると・・・

ブログはだらだら感想をかくのにはむいてるけど
資料の整理整頓については、あんまりむいてなかったり
wiki形式はその点便利だけど、引用の域を超えるだろうし・・・

というわけで、読書メモ

『フーコー・コレクション3 言説・表象』フーコー

これを読んで、なんとなく気になったところに傍線とかつけて
なんとなく収録したくなったところを収録・・・

歴史についてなのは、最近三国志のまとめとかやってたりするから・・・




フーコー・コレクション3 言説・表象

フーコー・コレクション〈3〉言説・表象 (ちくま学芸文庫)フーコー・コレクション〈3〉言説・表象 (ちくま学芸文庫)
(2006/07)
ミシェル フーコー

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「ニーチェ、系譜学、歴史」

p354

 歴史はまた、起源をおごそかに祭りあげるのを笑うことを教えてくれる。起源をもちあげること、それは「万物の始めには最も貴重な、最も本質的なものが存在するという考え方のうちに再生する形而上学のひこばえ」(『漂泊者とその影』)なのである。ものはそもそもの始めにはその完全な状態にあたとひとは信じたがる。ものは創造主の手からきらめきを放ちながら出てきた、あるいは最初の朝の陰のない光の中にきらめき出たと信じたがる。
……
しかし歴史の始まりは低いものである。というのは鳩の歩みのようにつつましやかで控え目だという意味ではなく、嘲弄的で、皮肉で、あらゆる自惚れをうちこわすようなものだということである。

p381

 歴史の次の用い方。それはわれわれのアイデンティティーの組織的な解体である。というのは、われわれがある仮面のもとにまとめあげ確保しようとするこのアイデンティティーなるものは、じつはひどくあやふやなもので、それ自体一つのパロディーにすぎないからである。複数のものがそこには住んでおり、無数の魂がそこで争っているのである。さまざまな体系がそこで交叉しあい、互いに支配しあっているのだ。ひとは歴史を研究したあとでは、「形而上学者とは反対に、自分のうちに一つの不滅の魂ではなくて、たくさんの死すべき魂を宿らせているのを幸せに」(『漂泊者とその影』)感じる。そしてそれらの魂の一つ一つのうちに歴史が発見するものは、つねにすぐにまた生まれ出てこようとする、忘れられた一つのアイデンティティーではなくて、それぞれ多数で、区別があり、いかなる総合力にも支配されてはいない要素の、複雑な体系であろう。

p383

 歴史の第三の用い方は認識の主体を犠牲にすることである。一見したところ、というよりむしろそれがつけている仮面によれば、歴史的意識は中立的で、あらゆる情念をもたず、ひたすら真理だけに固執するものである。しかし、自分自身に問いかける場合、そしてもっと一般的に、その歴史のうちにあるあらゆる学問的意識に問いかける場合には、歴史的意識は、本能、情念、執拗な追求、残酷な洗練、悪意といったものにほかならぬ知の意志の、さまざまな形やその変形をそこに見出すのである。さまざまな固定観念の暴力を見出すのである。

p383

したがって、人類全体にみられるこの大きな意志─知の歴史的分析は、不公正の上に立たぬ認識は存在しないということ(したがって認識自体のうちには、真理を要求する権利、あるいは真実の基盤は存在しないということ)と、認識の本能は悪いものだということ(認識の本能のうちには何か相手を殺そうとするものがあり、この本能は人間の幸福のためには何もできないし、何もしようとはしないこと)とを同時に明らかにする。

p384

本能の暴力は知の中で加速され、増大していくのである。かつては宗教が人間の体の犠牲を要求した。今日では知が、われわれ自身について実験を行うように、認識の主体を犠牲にするようにと呼びかけている。「認識はわれわれのうちで一つの情念に変わったが、その情念はいかなる犠牲にも驚かず、結局のところおそれることはただ一つ、自分自身が消滅することだけである……認識の情念は人類の破滅さえもたらすかもしれない……(『曙光』)


これはニーチェに関する文からだったり

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