kuzukiria_blog(文学的)

読書とか、いろいろなお勉強(byウィキペディア)とか、文章(文学、芸術、哲学)とか・・・


2017-06

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「日本昔話百選」~うぐいすの里・見るなの座敷とか

うぐいすの里──は昔話です
昔話だけあって、いろいろなバージョンがあります
とても魅力的な話なのだけど、うろ覚えばっかりなので
調べてみることにー

鴬姫、うぐいす姫、鴬の里、鶯浄土、見るなの座敷
──別名が多くて、ネットの検索も大変・・・

日本昔話百選日本昔話百選
(2003/06)
稲田 浩二、稲田 和子 他

商品詳細を見る

アイコン(星黒).jpg


まずはこの本・・・

この本は少し方言をとどめています
方言で語られた昔話の雰囲気や、方言自体に興味がある時は
この書き方はいいけれど
お話を探すのには結構読むのがしんどい、、、

読んでみます
以下、引用と要約



p16

・うぐいすの里

 昔あったけど。昔あるところにな、お茶屋があったけど。きれいな姉さんがまい朝のように、五文ずつ持ってお茶を買いに来るど。



──茶屋の番頭は不思議に思ってあねさんの後をつけます

長い野原を通って、林の中にはいって行ったけど、そこをごんごんと歩いて行くと立派な御殿があったど。



──林の中に立派な御殿を発見しました

「こんにちは、こんにちは」と言ったらな、毎日くる姉さんがひとりいてお茶を飲んでいたけど。



──あねさんは番頭さんに「よくおいでになった。はやくあがってください」といってお菓子や餅などをご馳走するのでした

「ちょっと用たしに出るから、お前は留守居して遊んでいてくれ。ただ遊んでいてくれればいいなだども、次の座敷は十二座敷だから決して見ねでくれ」



──外出するから留守番してほしいけど、次の座敷は十二座敷だから決して見るな、とあねさんは番頭さんにいいました

決して見てはいけない部屋──他にもいろいろある昔話などのパターンです
能の黒塚にもありました
 ↓
 http://kuzukiria.blog114.fc2.com/blog-entry-18.html

鶴の恩返しとかも見るなと言われてました
見るなと言われた番頭ですが

見たくて見たくて、こっそり開けて見たればな、そこはお正月の座敷であったど。床の間にはな、松竹梅を飾り、鏡餅だの、えびだの、こんぶだの、だいだいだの、上げてあって、子どもたちはみんな赤い着物を着て甘酒を飲んでいたど。



──見るなと言われたけど番頭は見ます
そして、次の間は二月の座敷、次の間は三月の座敷……
という風に十二ヶ月の座敷が続きます
それぞれの座敷は、部屋というより風景か世界になっているようです

類型には座敷でなく引き出しだったり倉だったり?

ここには
http://www.pandaemonium.net/rdb/menu/file/1899.html
次のようにまとめられています

<見るなの座敷>
 ある男が野原で屋敷を見つけて泊めてもらう。
 美しい女主人が男をもてなし、自分は出かけるがここにある4つの倉のうち、最後の倉は絶対に見ては行けないと言って男に留守を頼む。男が倉を順に開けていくと、夏の景色、秋の景色、冬の景色が見える。男が約束を破って最後の倉を開けると春の景色があり鶯が梅に止まっていたが、鶯が飛び立つと屋敷は消え去ってしまった。

 他に、倉が座敷の場合もある。また倉の数が12もしくは13であることもある。基本的に、1年間を回すという概念がある。美しい女の正体は鶯だったとされるのが普通だが、そうではない可能性も残されている。



──一年を座敷や倉を見ることによって巡ります
歳時記のような楽しみもあるかも
この辺は昔話なら、話者が工夫をしやすいところかも

 その次は霜月のえびす講でな、鮭の魚はうんととれて御振舞だど。そしてな、毎日毎日雪ばかり降ってるけど。
 その次は師走で、正月のしたくだと餅をついたり、正月ざかな買ったり、煤払いしたりでうんと忙しいから、子どもはみんなじゃまにされて部屋のこたつさはいって昔語りして遊んでいだど。



──十二月の部屋までたどり着きました
これが最後の部屋のはず

 そしてその時な、不意にホウホケキョと鳴いたから、番頭がびっくりしてあたりを見回したら、御殿どころかなんにもなくて、深い山の中にいるなだけど。



──御殿はなくなって、鴬がいる
というのがほぼ共通なのかな
他にも別のパターンがあった記憶があるけど
どこで見たんだろう?

 これはうぐいすの内裏というところで、よういに人の行かれぬところだけど。



──山形県最上郡の昔話だそうです

解説も見てみます

 うぐいすの卵からうぐいす姫が生まれ(今昔物語)、継子は死んでうぐいすに生まれかわる。霊鳥うぐいすと民間伝承の縁はあやしく深い。この幻想的な昔話は中でも秀逸の一つで、グリムの「マリアの子ども」も同じ趣向である。タブーを犯して不幸になる場合と、犯されて不幸になる場合との二系列がある。(IT八六「鴬の浄土」)



※IT「昔話のタイプ・インデックス」……稲田浩二『日本昔話通観』28「昔話のタイプ・インデックス」の番号とタイプ名

──というわけで、この本のうぐいすの里はこんな感じです



   ※

見るなのタブーは他にもいろいろあります
とりあえずウィキペディア

見るなのタブー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%8B%E3%82%8B%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%BC

見るなのタブー(みるなのタブー)は、世界各地の神話や民話に見られるモチーフの一つである。何かをしている所を「見るな」とタブーが課せられたにもかかわらず、それを見てしまったために悲劇(多くは離別)が訪れるという話である。民話の類型としては禁室型(きんしつがた)とも言う。

……

[編集] 日本の民話
鶴の恩返し(鶴女房)ほか
蛤女房
浦島太郎
見るなの座敷
舌切り雀

[編集] 中国の古典
白水素女

[編集] 関連項目
青ひげ
異類婚姻譚
パンドラの箱
オルフェウス型神話



▼青ひげ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E3%81%B2%E3%81%92
青ひげ(Barbe-Bleue)は、シャルル・ペロー執筆の童話、およびその主人公の呼び名。グリム童話の初版にも収録されていたが、二版以降では削除された。

バルトーク・ベーラ:歌劇『青ひげ公の城』

……



   ※

▼似たようなものコレクション

謡曲「黒塚」(部屋)
浦島太郎(箱)
鶴の恩返し(部屋)
青ひげ(部屋)
ギリシャ神話(パンドラの箱)
旧約聖書(ソドムとゴモラ)

   ※

とりあえずこんな感じ



最初「うぐいすの里」の印象のメモ発見ー

『記号文化論』という本で触れられていたようで

 内容はそっち参照(おりめついてるし)。
 留守番を頼まれて、みてはいけないという部屋をみるとたまごが3つあって、それは実は主の子供のうぐいすだった、というの。


というのがメモ
1998年8月30日日曜日──という日付なので10年近く前
そっち参照って本が見当たらない;;

検索したところたぶん本はこれ??
記号文化論と文化記号論だと語順が逆だけど
適当なメモだからそれが逆さになるとかよくあることだし、、、
違うのかな???

文化記号論―ことばのコードと文化のコード (講談社学術文庫)文化記号論―ことばのコードと文化のコード (講談社学術文庫)
(1994/08)
池上 嘉彦、唐須 教光 他

商品詳細を見る



ともかく本がそのうち発掘できますように、、、
折り目参照(自分で書いたんだけど;;)とかじゃ
新しく手に入れてもまた全部探しなおさないとだめだし

で、このメモによると、ここで取り上げられたパターンは
また違うようです

留守番を頼まれて、みてはいけないという部屋をみるとたまごが3つあって、
それは実は主の子供のうぐいすだった



とかー
いろいろなバリエーションが知りたいところ

アイコン(コーン、工事中).jpg




▼参考リンク

・世界神話事典
 http://www.pandaemonium.net/rdb/index.html

 | HOME | 

FC2Ad

 

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

[ベケットギャラリー]

(ベケットの戯曲の抜粋ランダム)

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリー

全ての記事を表示

→全ての記事を表示

最近の記事

『失われた時を求めて』のお気楽読書のーと⑤
『失われた時を求めて』のお気楽読書のーと④(読書法のこと)
『失われた時を求めて』のお気楽読書のーと③
『失われた時を求めて』のお気楽読書のーと②
『失われた時を求めて』のお気楽読書のーと①
ipodが壊れて買ったにっき
老子の読書めも②
リヴァイアサン読書メモ2(感覚、造影について)
贈り物には羊羹・贈り物には羊羹・贈り物には羊羹
氷が手に着くのは何でなのかな
ラジオのジャズのこと
リヴァイアサン読書めも1

ブログ内検索

Lc.ツリータグリスト

カウンター

 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。