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読書とか、いろいろなお勉強(byウィキペディア)とか、文章(文学、芸術、哲学)とか・・・


2017-08

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中国の不思議なお話を読んで考えたこと(『唐宋伝奇集』読書とか)

謹賀新年ー
なにはともあれ、お正月ー

Kano_Eitoku_009巣父図狩野永徳.jpg
(狩野永徳の巣父図)



で、とりあえずなんか読書したくなったので本を探したり
李白の詩をぱらぱらしていまいち、
聊斎志異みていまいち、
唐宋伝奇集はおもしろいー

唐宋伝奇集〈上〉南柯の一夢 他11篇 (岩波文庫)唐宋伝奇集〈上〉南柯の一夢 他11篇 (岩波文庫)
(1988/07)
今村 与志雄

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目次

1 白い猿の妖怪―補江総白猿伝
2 倩娘の魂―離魂記
3 邯鄲夢の枕―枕中記
4 妖女任氏の物語―任氏伝
5 竜王の娘―柳毅
6 紫玉の釵―霍小玉伝
7 南柯の一夢―南柯太守伝
8 敵討ち―謝小娥伝
9 鳴珂曲の美女―李娃伝
10 夢三題―三夢記
11 長恨歌物語―長恨歌伝
12 鴬鴬との夜―鴬鴬伝



唐宋伝奇集〈下〉杜子春他39篇 (岩波文庫)唐宋伝奇集〈下〉杜子春他39篇 (岩波文庫)
(1988/09)
今村 与志雄

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目次

杜子春
杵、燭台、水桶、そして釜―元無有
冥界からもどった女―斉饒州
同宿の客―辛公平上仙
魚服記―薛偉
赤い縄と月下の老人―定婚店
則天武后の宝物―蘇無名
竜女の詩会―許漢陽
飛天夜叉―薛淙
白蛇の怪―李黄
碁をうつ嫁と姑―王積薪
玻璃の瓶子―胡媚児
女将とろば―板橋三娘子
山の奥の実家―申屠澄
蒼い鶴―戸部令史妻
巨獣―安南猟者〔ほか〕


どっちかというと、下巻のほうがおもしろいのおおいかも

現在の小説的なのは、現在の小説のほうが面白いから
こっちのほうが古くても、劣化というか劣るというか未熟という
かんじがするので、個人的にはあんまりおもしろくない・・・

変な話、不思議な部分──そんなところを
断片的に愛でていたり

作品というよりは、結構、好き勝手に部品を愛でるかんじかも

たとえば下巻の「冥界からもどった女―斉饒州」だと・・・

夫婦のストーリー自体はまあ、どうでもいいや
それよりは、部屋に住んでいる鬼がどのようなものかとか
あと、冥界の王(たぶん)のやりとりとか
人と魂の違いとか
そんな、不思議な考え方が現れているところが面白かったり

だから、小説的肉付けがされるほど
興味ない贅肉部分が増えて、読書がめんどくさくなるかも、、、

その前にある「みかんの中の楽しさ」もいいな

アマゾンの目次では省略されてるけど、、、

あと、魚服記は発想がおもしろくていいな
病気になって夢の中で川にいって、魚になりたいといって
魚になって、そうしたらその魚を同僚が捕まえて膾に
とかいうよくわからない展開とか、、、

「玻璃の瓶子」も、いろいろなものを吸い込む瓶の話でたのしい

「麺をとかす虫」もわけわからなくていい
なぜ麺をとかすとかよくわからないし、ストーリーは
主人公がお金持ちになるというもの

山海経とか捜神記のほうが、変な話をあさるだけならいいんだろうけど
古くなるほど、資料すぎ・・・

ほどよいバランスのがいいなあ、、、
それでも聊斎志異よりはおもしろいかも

ていうか、別に小説っぽいのが嫌いというわけではなくて

封神演義とか西遊記好きだし、
あと、もっと地味なのでも、今古奇観の花痴の老人の話とか好きだったなあ
なんか、ストーリー的だけどストーリー的に、
月並みさによるうんざりさえ(おきまりパターンが絶対だめというわけじゃなくて)
なければいいんだけど

テレビドラマみたい(テレビドラマきらい)なのは趣味あわないってことで
まあ、個人的感想文なので、まいっかヽ(´ー`)ノ

あと、少しは本文とかも収録しよう



▼本文いろいろ

▼みかんの中の楽しさ

唐宋伝奇集下
p30

 巴の人は不思議がって、早速、のぼって摘らせた。重さはふつうのみかんと変わらなかった。
 割ってみると、どちらにも二人の老人がいた。ひげも眉も真白だが、肌が赤みがかって潤いがあり、向いあって象棋をさしていた。身長は一尺あまりで、平然と談笑し、みかんを割ったあとも、驚きも恐がりもしないで、互いに品物を賭けてさしているのである。



▼冥界からもどった女―斉饒州

p43

 王は裁断を下した。
「陰陽の二世界は路が違い、互いに干渉すべきでないのが道理だ。ながらく幽冥の世界にいる鬼が、恣(ほしいまま)に人の部屋を占拠し、自ら反省しないばかりか、無辜の者を殺した。杖(むち)一百の刑に処し、東海の南へ配流することを言い渡す」
 事件担当の役人が、文書を調べて報告した。

(役人と王とのやりとり)

 王が訊ねた。
「魂と生きている人とでは、どういう違いがあるのか?」
「どこが違うかと申しますと、寿命の期限が満了して死亡する日に、病が篤くても遺体がないだけです。その他はすべて同じでございます」

 斉氏は食事や育児は、普通の人と変わらなかった。だが、かごかきの人夫は、人が乗っている感じがしなかったのである。



あとはさらに考え事ぐだぐだと、、、


▼人間的なことと、不人間的なこと──を考えてみたり

人間的にたいして非人間的というと、残虐みたいな意味になるので
不にしといた

人間的なことでないこと──漱石のいう非人情とか、低徊趣味とかに近いかも


というわけで、この手の文学作品について考え事とか・・・

中国の変な話は、ストーリーっぽいのがあんまりないのとか
気に入ってたり

だから、聊斎志異とかより古いほうが楽しいかも
長い短編小説みたいなのは、加工感がどうも

意味があること、どういう性質のものか分類や名づけ可能なこと
──これは、人にとって安心できるかも

こういうものを、何にでも見出したがるのは、
人の心が、もともと持っているものなのかも

文学でいえば、鹿の啼く声にあわれをかんじたりするような擬人化とか

あるいは日常的なことでいうと
柱などの木目に、人の顔を見た気になったりとか・・・

柳を幽霊とか、あるいは、蝶々の羽の円い模様を目としてみて
顔のように認識することとか・・・
蝶々などの模様については、それが目的(あるいは機能している)
としてはっきりありそうだし、、、

古いのっていうと、張華(晋)の列異伝あたり?
あとはしらない、ていうか山海経もへんてこ、、、

小説化、物語化されると、とても人間的になる
それは、一様に同じもののコピーのようでもあって
安心感とともに、志怪における目的の一つが
損なわれるような?

というわけで、たんに小説らしい小説(って何ともいえるけど)が
なんか、ごてごてしてる気がしている気分

そういう人間的認識によるもの、に取り囲まれた日常的な境地と
それを取り外したらどうだろうか、という思いつきと・・・

変な話、不思議な話を求めるのは、
そういう精神的欲求にあるのかも

精神的欲求は、食事とにたようなもの
こってりがよかったり、さっぱりがよかったり
甘いのとか、辛いのとか、
人それぞれでもあり、気分や体調次第でもあり

もちろん、人間的枠組みに収まることはとても安心
それがなくなれば荒野すぎて、狂人の境地

ただ、人間味に食傷という状況もあるかもしれないし

人間的枠組みというのは、因果みたいなもの

良いことをした→恩返し
悪いことをした→復讐
事件が発生→展開、原因解明

などなど・・・

もし、小説とかでこれをことごとくはずすようなのがあったら
ストレス多くて多分、嫌気がさすと思う・・・

現実的な世界は、そのようなものだとも思うけれど・・・

それを考えると、歴史の解釈というのも不思議かも
とっても不思議

でもそれらをすべて網羅していれば、
がんじがらめのお約束の連綿なだけ

それが好ましい時もあれば(同じ音楽を繰り返しきくように)
それにうんざりするときもあったり


▼(おまけ)お正月日記・・・

朝は寒いし眠いし、初詣はそのうち神社がすいたときにいけばいい
というのは毎年のことー

今年の運勢はどうか占ってみようということで
2chでおみくじとおとしだまにチャレンジしました
!omikuji!dama──を名前のところにいれるとお正月にはでたり

結果はというと、

凶→凶→ぴょん吉・・・

もういいや;;

その後、スーパーに買物にいったら、福引きがあったのでやってみることにー

ポケットティッシュがもらえたヽ(´ー`)ノ

・・・変なところに運を使わなくてすんでよかったとか思っておこ・・・


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