kuzukiria_blog(文学的)

読書とか、いろいろなお勉強(byウィキペディア)とか、文章(文学、芸術、哲学)とか・・・


2017-05

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カフカの小説の冒頭いろいろ

ちょっとカフカを読んでみたり

冒頭がどんなだったかを調べてみることに

▼変身
(岩波文庫)

   Ⅰ

 ある朝、グレゴール・ザムザがなにか胸騒ぎのする夢からさめると、ベットのなかの自分が一匹のばかでかい毒虫に変わってしまっているのに気がついた。彼は甲羅のようにかたい背中を下にしてねており、ちょっと頭をあげると、褐色の腹のせりあがっているのがみえた。弓なりになったつっかえ棒のような幾つもの環節で仕切られていて、その腹のてっぺんには、今にも布団がごっそりずり落ちんばかりになりながら、辛うじてまだふみとどまっていた。たくさん生えている足は、ありし日の大きさにくらべたらなさけないほどかぼそくて、それが彼の目のまえに頼りなげにちらついていた。
 どうしたのかな、おれは、と彼はおもった。夢ではなかった。部屋はたしかに自分の部屋、

※ベットは侭、「かぼそく」に傍点



▼城
(新潮文庫)

 第1章

 Kが到着したのは、夜もおそくなってからであった。村は、深い雪のなかに横たわっていた。城山は、なにひとつ見えず、霧と夜闇(やあん)につつまれていた。大きな城のありかをしめすかすかな灯りさえなかった。Kは、長いあいだ、国道から村に通じる木の橋の上に立って、さだかならぬ虚空を見上げていた。
 やがて、止まる場所をさがしに出かけた。宿屋は、まだひらいていた。あいた部屋はひとつもなかったが、宿の亭主はこの夜ふけの客におどろき、面くらって、酒場でよければわらぶとんにでも寝かせてあげよう、と言った。Kに異存はなかった。


 | HOME | 

FC2Ad

 

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

[ベケットギャラリー]

(ベケットの戯曲の抜粋ランダム)

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリー

全ての記事を表示

→全ての記事を表示

最近の記事

『失われた時を求めて』のお気楽読書のーと⑤
『失われた時を求めて』のお気楽読書のーと④(読書法のこと)
『失われた時を求めて』のお気楽読書のーと③
『失われた時を求めて』のお気楽読書のーと②
『失われた時を求めて』のお気楽読書のーと①
ipodが壊れて買ったにっき
老子の読書めも②
リヴァイアサン読書メモ2(感覚、造影について)
贈り物には羊羹・贈り物には羊羹・贈り物には羊羹
氷が手に着くのは何でなのかな
ラジオのジャズのこと
リヴァイアサン読書めも1

ブログ内検索

Lc.ツリータグリスト

カウンター

 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。